Helios™(フリューダイム社製)は、世界中の研究グループでワクチン開発とその試験におけるさまざまな側面を調査するために使用されています。
従来用いられていた蛍光標識物質の代わりに、金属安定同位体を標識した抗体を検出することが可能な装置です。
1細胞あたり最大44項目のタンパクを解析する細胞分析プラットフォームで、世界中の臨床研究における高パラメーターサイトメトリーの業界標準となっています。
事例
有効免疫応答の生物学、免疫原性の評価
バイオマーカーによるワクチン応答予測
BD FACSymphony™ A3、フローサイトメーター(DB:日本ベクトン・ディッキンソン社製)は、BD独自の試薬(Brilliant シリーズ色素)により、同時に使用できる色素数の増加が可能です。最大5レーザーによる30パラメーターの測定が出来、ヘテロな細胞集団において、個々のフェノタイプを特定・解析することを可能にする非常に強力なツールです。
また、専用ソフトウェアは、次元削減アルゴリズムを使ったクラスタリング解析により、二次元プロット解析では発見できなかったユニークな細胞集団の特定につながる可能性が広がります。
事例
細胞表面抗原解析、細胞内抗原解析、蛍光タンパクを用いた導入遺伝子発現確認、
移植遺伝子残存確認、導入遺伝子間相互作用(FRET)確認、細胞周期解析、
細胞増殖解析、アポトーシス解析、サイトカイン定量検査、Side Population
キメリズム検査とは、正常な血液細胞を作ることが困難な疾患(白血病、再生不良性貧血等)の患者さんに対する治療法の一つである造血幹細胞移植において、ドナー(提供者)の血液細胞がレシピエント(患者さん)の体にどの程度生着したのか、主に移植後の生着確認の指標として用いられる検査です。当ラボでは、移植前、移植後の末梢血、臍帯血、骨髄液よりキメリズム解析を行っています。